ラ・グランド・ベギュードゥ(グルト)

La Grande Bégude 
Goult

                                        
 丘の上にある中世の村を眺めながら、ブドウ畑やサクランボの果樹園、オリーブの農園、延々と続く田園地帯を走りぬけ、なにも目印のない村へたどり着くころには、いつもプロヴァンスの大地の豊穣さに魅了されています。ここは、リュベロン。ピーター・メイルの『南仏プロヴァンスの12カ月』で描かれたあたりです。
  
 この宿に到着したあとも、夢見心地な気分。先日は、建物の入り口の壁に、甘い香りのフジの花や、可憐な黄バラが咲いていました。そして、門をくぐると、17世紀(1624年)の素朴なプロヴァンス・スタイルの家がどっしりと建っています。
「広すぎて、私ひとりじゃいられないの」と笑うオーナーのアンヌさんは、この家の一角に、1匹の犬とネコとともに住んでいます。ジーンズ姿がよく似合う、気取らないナチュラルな女性です。

 この宿のなかは、居心地がよすぎて、外に出たくなくなるほど。部屋は驚くほど広々としていて、それだけでも伸びやかな気持ちになるのですが、フレンチ・シックなインテリアもため息がでるほど素敵です。
 ハイライトは、バスルーム。とくにスイート「キャプシン」と「エロイーズ」のバスルームは猫足バスタブが置かれていて、シネマのワンシーンに出てきそう。もう、これだけでも泊まる価値があります!  全室、バスタブとは別にシャワーブースもあります。


 部屋は5室あり、そのうちの3室がスイート。スイートは100㎡以上の広さがあり、そのなかでも「ヴァランティン」(写真上から2番目)はお子様連れにおすすめの部屋。アンヌさんが一番好きという部屋「エロイーズ」(写真下)も、ダブルベッドのほかにツインベッドがありますので、ご家族いっしょに泊まることができます。


 グループでのご旅行なら、一軒丸ごと借りることだってできます。その場合は、隠し部屋(!)も貸してもらえるので、総勢17人まで宿泊可能。洗練されたプロヴァンスの田舎家を貸し切るなんて、夢のような贅沢ではないでしょうか。

 屋外プールのみならず、室内温水プールまであるので、この宿にいるだけで十分幸せなのですが、近隣のボニューへ散歩に出かけたり、アヴィニョンへ足を延ばしたり、近くには見どころもたくさんあります。


84220 Goult
全5室 全室バス付き
客室料金  1泊〜可
Chambre Adrien : 150 €
Chambre Victor :150 €
Suite Valentine : 165 €
Suite Eloise : 170 €
Suite Capucine : 190€
子供追加料金25€
一軒借りる場合は、1200€(7、8月)1000€(9〜6月)
朝食料金 12€ 
ターブル・ドット(夕食)不可
通年営業
インターネット可
駐車場有り




送迎を兼ねたプライベートチャーターを承ります。詳細はこちらでご覧ください。



キッチンも使用可。


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