ル・マ・ドゥ・パン(カマルグ)

Le Mas de Peint
Camargue
(プティ・ホテル)

 プロヴァンスの中でも、カマルグは特別な場所。アルルの南、マルセイユの西に位置しているというのに、「辺境」と呼んでも違和感のない大自然が広がっています。ここではいまも牧童が、白いカマルグ馬とともに暮らしています。
 そんな土地に、一つのプティ・ホテルがあります。5つ星で、素敵なインテリア、おいしいレストランもありますが、なにより、ここにはカマルグのスピリットがあるのです。


 オーナーのボン家がこの地にやってきたのは、第一次世界大戦と第二次世界大戦の間のこと。15000頭もの羊や雄牛の牧畜を手がけていました。その後、80年代に観光客のためにターブルドットを始め、ついで客室を作りました。現在の場所にホテルをオープンしたのは、1994年5月の初夏でした。

 とはいえ、現在も、500ヘクタールという広大な土地で、稲作(カマルグのお米はとても有名です!)、雄牛や馬の飼育なども続けています。
 残念なことに当主のボン氏はお亡くなりになってしまいましたが、マダムとご子息がそのエスプリを大切に守られています。単なるゴージャスでお洒落なホテルとは一線を画しているというのは、ここを訪れてみれば、きっとご理解いただけると思います。

 17世紀の建物には、幸福がつまっています。8室の客室と3つのスイート。木の太い梁やアンティークの家具、上質な布などにぬくもりを感じます。暖かくて上質、無駄な装飾のない部屋は、自然の中にいるような安心感さえ感じられます。スイートの暖炉もよくあるような飾りものではなく、じっさいに火を焚くことができます。


 レストランでの料理は、畑で育てている野菜や、マルシェの新鮮な材料で作られています。天気がよければ、テラスや藤棚の下で、あるいはプールサイドで。秋から冬にかけては、食堂の暖炉の前で。夜は、蚊帳の下で、テラスで、ろうそくの灯りでいただきます。

 アラン・デュカスに学んだシェフの料理の信条は、新鮮で軽いもの。ヴァカンス中は、朝食も、ランチも、ディナーも、普段よりしっかり食べてしまうので、胃がもたれないようにという心配りでもあります。
 ちなみに、ランチはアラカルトと定食(memu)がありますが、夜はひとつの定食のみとなります。


 乗馬をしたり、オーナーの四駆で出かけたり、自転車を借りることもできます(要予約)。あるいは、屋外プールで泳いだり、マッサージ(要予約)を頼むことも。
 また、ハンディキャップの方のためのスイートが2つ用意されています。





Le Sambuc 13200 Arles 
全11室
客室料金
Chambre double avec salle de bains rétro   235〜250€
Chambre avec salle de bains en mezzanine(メゾネットタイプ)
ダブル275〜295€、トリプル305〜335€
Chambre double avec poutres apparentes  295〜315€
Suite "Le Loft"  395〜415€
Suite "L' Alcôve"  375〜395€
Suite "L'Atelier"   395〜415€
Suite " Le Pigeonnier"   435〜445€
朝食 22€
11月中旬〜12月15日、1月5日〜3月23日休業
インターネット可
駐車場有

送迎を兼ねたプライベートチャーターを承ります。
詳細はこちらでご覧ください。
http://www.villamontrose.com
亡きボン氏とマダム






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